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初期の小さな虫歯では、白っぽく濁って見えることがあります。虫歯菌による影響が少ないため、クリーニングやフッ素塗布などを行い、できるだけ削らずに経過観察を行います。
歯が痛い・歯がしみるのは虫歯が原因かもしれません
歯が痛い・しみる方はお早めに歯科医院へ
虫歯は、ごく初期の段階であれば削らずに治癒することも可能ですが、多くの場合、治療をせずに放置すると侵食が進行します。虫歯が進行するにつれて歯の健康が損なわれ、痛みを伴うことが増え、その結果、治療に費用と時間が多くかかるようになります。
さらに、歯を失った場合、入れ歯、ブリッジ、インプラントなどで補う必要がありますが、天然の歯に勝るものはありません。
当院では、患者様がご自身の歯を一生涯使えるように、虫歯が進行していても可能な限り削らない、抜かない治療を心がけています。
ダイレクトボンディングを用いた虫歯治療の症例
Point
Point01 – 04
当院では、患者様の歯を可能な限り削らず、抜かずに治療することを重要視し、長期的な口腔健康の維持を目指しています。
肉眼やルーペでは、患部を細部まで鮮明に確認することが難しく、余分な削りや病巣部分の削り残しが発生するリスクがあります。マイクロスコープや拡大鏡を使用することで、虫歯の病巣部分を正確に削り、削る量を最小限に抑えることができます。
また、インレー(詰め物)を詰める際にも使用することで、インレーと歯との段差を精確に確認し、より精度の高い治療をご提供します。さらに、肉眼では見逃しやすい小さな虫歯も早期に発見し、迅速に治療することが可能です。
Point02 – 04
虫歯治療は、お子様はもちろん、大人の方にとっても痛みを伴うことが多いです。当院では、患者様にできるだけ負担をかけないよう、痛みを抑えた治療を心がけています。
痛みを伴う治療では、まず表面麻酔を塗布してから麻酔注射を行うことで、痛みを大幅に軽減します。治療中もこまめにお声掛けし、患者様が痛みを感じていないか確認しながら進めていくため、安心して治療を受けていただけます。
Point03 – 04
大きな虫歯が神経に達している場合、神経を取り除かなければならないケースがあります。しかし、神経を取ると歯が弱くなり、折れたり欠けたりするリスクが高まります。
当院では、できる限り神経を取らない根管治療に注力し、患者様の歯を長持ちさせることを目指しています。取る必要のない神経は極力残しながら、虫歯の治療を進めていきます。
Point04 – 04
痛みの少ない治療と共に、当院では患者様とのコミュニケーションを最も重視しています。治療内容がわからないと不安に感じることはありませんか?
当院では、その日の治療を始める前と終了時に、必ず治療の内容についてご説明する時間を設けています。治療内容についてご理解・ご納得いただくまで丁寧に説明いたしますので、治療の時間と説明の時間が同じくらい長くなることもあります。緊張しながらご来院いただく患者様のお気持ちに寄り添い、安心して治療を受けていただけるよう努めております。どうぞご安心してご来院ください。
What’s a cavity?
虫歯は、お口の中に存在する細菌が原因で発生します。歯磨きが不十分で磨き残しがあると、プラーク(歯垢)と呼ばれる細菌の塊が形成されます。これらの細菌は、食べかすを栄養源として酸を生成し、徐々に歯を溶かしていきます。これが虫歯のメカニズムです。初期の段階の、歯が少し溶けた状態(脱灰)であれば、唾液の再石灰化作用により、健康な歯質に戻る可能性があります。しかし、脱灰の進行速度が再石灰化作用を上回ると、エナメル質に穴が開いてしまいます。
Causes of tooth decay
虫歯の原因は、日々の食生活や生活習慣、虫歯菌への感染など多岐にわたります。その中でも特に重要なのがプラーク(歯垢)です。プラークは、歯の表面に付着し、時間が経つと固くなり、虫歯や歯周病の原因となります。適切なケアを怠ると、プラークが蓄積し、口内の健康を損なうリスクが高まります。
プラークは、口内の細菌と酸が一体となった物質です。口の中には多くの細菌が存在し、その一部が歯に残った食べカスなどの糖分を分解する際に酸を生成します。この酸が歯の表面のエナメル質を溶かし、虫歯(う蝕)が進行する原因となります。エナメル質が溶けることで、歯が弱くなり、痛みやさらなる損傷が発生する可能性が高まります。
虫歯は早期に発見できれば、痛みを感じることなく治療することが可能です。しかし、初期の虫歯は自覚症状がほとんどないため、ある程度進行してから歯がしみる、痛むなどの症状が現れます。これらの症状が現れたときには、既に治療が複雑化していることが多く、治療費や治療期間が増加することになります。
普段から口内の変化に注意を払い、少しでも違和感を覚えたら、早めに歯科医院を受診することが非常に重要です。早期発見・早期治療が、健康な歯を保つ鍵となります。
歯科医院を早めに受診することが大切だと理解していても、忙しさやその他の理由で「歯医者に行くのが遅くなってしまった」という方も多いかと思います。当院では、そのような患者様に対しても、現在の口内の状態に合わせたより良い治療をご提供しています。
遅くなってしまった場合でも、適切な治療を受けることで、口内の健康を取り戻すことが可能です。どうぞ安心してご来院ください。私たちは、患者様一人ひとりの健康を最優先に考え、丁寧に治療を進めてまいります。
Progression and treatment
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初期の小さな虫歯では、白っぽく濁って見えることがあります。虫歯菌による影響が少ないため、クリーニングやフッ素塗布などを行い、できるだけ削らずに経過観察を行います。
C1
歯の表面のエナメル質が溶かされ、虫歯が徐々に進行している状態です。多くの場合、虫歯を正確に削り取り、詰め物をします。状況によっては、削らずに定期的なチェックを行うこともあります。
C2
エナメル質の奥の象牙質まで細菌が進行している状態です。象牙質は神経に近いため、食べ物や飲み物の温度刺激により、知覚過敏として歯がしみるようになります。基本的には、虫歯を削り取り、詰め物をします。症例によっては、歯を大きく削り、被せ物を装着することもあります。
C3
歯の神経が虫歯菌に感染し、強烈な痛みを引き起こします。歯の根や先端に膿が溜まっていることもあり、口臭の原因にもなります。治療法としては、根管治療を行うのが基本です。細菌に感染した組織を除去・清掃・殺菌し、被せ物を装着します。
C4
歯の大部分が失われている状態です。根の先端に膿が溜まっていると、顎の骨や周囲の歯に悪影響を及ぼし、非常に危険です。多くの場合、抜歯を検討します。抜歯後は、部分入れ歯やブリッジ、インプラントなどの治療をご提案します。
歯の根(根管)の内部にある歯髄(神経や血管)に虫歯が達した場合に行うのが「根管治療」です。この治療では、虫歯によって汚染された歯髄や歯質を徹底的に取り除き、根管内に細菌が残らないように洗浄・消毒します。その後、薬剤を隙間なく詰め、歯に被せ物を装着します。内部に細菌が残ると、歯の根で炎症を引き起こす「根尖病巣」を発生させる可能性があるため、根管治療には高い精度と慎重さが求められます。
当院では、マイクロスコープや拡大鏡を使用して、精度の高い根管治療を行っています。
Maintain a healthy mouth
虫歯と歯周病は、初期段階では自覚症状がなく進行するため、日本人が歯を失う主要な原因となっています。当院では、皆様のお口の健康を守るため、予防の重要性を強調しています。予防の基本は、毎日の適切なセルフケアと、歯科医院での定期的なプロフェッショナルケアを受けることです。当院にご来院いただければ、ブラッシング指導を通じてセルフケアのスキル向上をサポートいたします。
予防歯科