Flow01
診断
まず、問診を通じて症状や治療に対するご希望を伺います。その後、レントゲンやCTを使用して精密な検査を実施し、詳しい診断を行います。
腫れや痛みが引かない・抜歯が必要と言われた
何回も治療を繰り返している、
他院で抜歯と言われてしまった方は
当院までご相談ください
根管治療とは、歯の根管内にある「虫歯に感染した神経」「細菌」「過去に詰めた古い充填材」などを除去する治療法です。この治療は非常に繊細で高度な技術を要します。
当院では、国内で導入例が少ないマイクロスコープを使用し、患者様の大切な歯を可能な限り保存することを目指しています。保存を諦めていた歯でも、残せる可能性がありますので、まずは当院にご相談ください。
※根管治療は保険が適応されない自費診療となります。
根管治療の症例
Point
Point01 – 04
マイクロスコープは、視野を通常の8〜20倍に拡大できる顕微鏡です。マイクロスコープを導入していないクリニックでは、歯の根の長さを計測する機器やレントゲン写真、そして手の感覚に頼った細菌除去が行われています。
しかし、根管内部は非常に複雑で湾曲しており、網状構造になっているため、目視での確認は困難です。マイクロスコープを使用することで、感染部分を見逃さず、より正確な治療を実現できます。
Point02 – 04
根管治療の成功には、歯の種類ごとに異なる根管の形態を正確に把握することが重要です。CTを用いて立体的な3次元画像を確認することで、一般的なレントゲンでは見つけられない病変や側枝などを発見できます。
また、過去の根管治療で見逃されていた根管も確認できるため、患者様にとって大きなメリットがあります。
Point03 – 04
ラバーダムは、治療中に歯に装着するゴムで、治療部位への唾液の混入を防ぎます。データによると、ラバーダムを使用することで根管治療の成功率は90%にまで向上します(ラバーダムを使用しない治療では50%以下とされています)。
アメリカやヨーロッパではラバーダムの使用が義務付けられていますが、日本では使用している歯科医院が非常に少なく、100軒に1軒程度と言われています。
Point04 – 04
感染部位を除去するために使用する道具が「ファイル」です。ファイルにはステンレス製とニッケルチタン製がありますが、当院では柔軟性のあるニッケルチタンファイルを使用しています。
根管内は非常に複雑で入り組んでいるため、ファイルも根管の形状に合わせて柔軟に変形する必要があります。ステンレスファイルでは柔軟性が不足しているため、根管内を傷つけるリスクがあり、十分に汚れを取り除くことが難しいことがあります。
Root canal treatment
「根管」とは、歯の神経や血管を包んでいる細長いパイプ状の組織です。虫歯が進行して神経で炎症が起こると、激しい痛みを伴うので神経を抜く「抜髄」という治療を行います。ただし、神経を抜いても根管内に感染は残りますし、神経を抜いたことで空洞ができます。これを放置すると根管を経由して歯の根で炎症が起きるので、歯を守るために、根管の清掃と空洞を埋める「根管治療」が必要となります。
歯の神経は、痛みを通して虫歯の進行を知らせる重要な役割を担っています。神経を取り除く抜髄処置を行うと、歯に酸素や栄養が行き渡らなくなり、その結果、歯の色が変わり、強度も低下してしまいます。これにより、歯がもろくなり、最終的に失うリスクが高まります。神経を残すことは、天然の歯をできるだけ長く保つために非常に重要です。歯を失わずに済むことで、将来的に入れ歯やインプラントといった人工歯に頼る必要が減ります。当院では、これらの観点から、可能な限り神経を残す治療を心がけております。患者様の歯の健康を最優先に考え、慎重に治療を進めてまいります。
根管治療は、専用の医療器具や高度な技術を持つ専門の歯科医師が必要とされる分野です。再発率が高く、歯科治療の中でも特に難しい治療の一つとされています。根管治療が成功するかどうかは、将来的に歯を保存できるかどうかに直結しており、再発率が高いと抜歯のリスクが増します。したがって、根管治療を受ける際には、技術、経験、設備が充実した歯科医院を選ぶことが非常に重要です。当院では、最新の医療設備を導入し、経験豊富な歯科医師が患者様一人ひとりに適切な治療をご提供できるよう努めています。精度の高い根管治療を通じて、患者様の歯の健康を守ることを目指しています。
Flow of Root Canal Treatment
Flow01
まず、問診を通じて症状や治療に対するご希望を伺います。その後、レントゲンやCTを使用して精密な検査を実施し、詳しい診断を行います。
Flow02
最初に、歯の外側の細菌に感染した部分を除去します。次に、ラバーダムを装着し、神経付近の虫歯を除去するための準備を行います。
Flow03
マイクロスコープを使用して、免疫細胞の活性化が期待できる歯髄だけを残し、炎症を起こしている部分の歯髄は丁寧に取り除きます。
Flow04
薬剤を使って根管内部を洗浄し、消毒します。再治療を防ぐために、根管を徹底的に清潔に保つことが重要です。
Flow05
再発を防止するための薬剤を根管に充填し、密閉します。
Flow06
最後に、被せ物を装着して治療が完了します。