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歯ぐきが痛い・歯がぐらぐらするのは歯周病が原因かもしれません

歯周病治療

正確な診査・診断のもと、再生療法や様々な
選択肢を駆使して歯周病の治療を行う

歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士のチーム医療で歯を残す

当院で行っている歯周病治療は、ただ歯科衛生士がクリーニングをするだけではありません。
歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士がチームとなり、また患者様自身もチームの一員として、患者様一人ひとりの状況に応じたベストな治療を提供しています。患者様にとっての最大のメリットは「ご自身の歯が抜歯にならずにすむ」可能性を
最大限まで高めることができる点です。
当院では日本歯周病学会歯周病専門医と日本歯周病学会認定歯科衛生士が高レベルな歯周病治療を提供します。

日本歯周病学会専門医・
日本歯周病学会認定歯科衛生士3名が在籍

歯周病治療の症例

Point

高田兄弟歯科・矯正歯科の歯周病治療のポイント

Point01 – 04

拡大機器による「高精度で確実」な歯周病治療

マイクロスコープを使用することで視野を大幅に拡大でき、肉眼では確認できない歯の奥の細部まで鮮明に観察することが可能です。
これにより、精度の高い治療が実現します。歯周病の原因となる歯石の除去について、歯ぐきの上の歯石は比較的簡単に除去できますが、歯ぐきの中にある歯石は肉眼では見えにくく、完全に取り除くことが難しい場合があります。マイクロスコープを用いることで、このような歯石の見逃しが大幅に減少します。
また、外科的に歯ぐきを切開する手術でも、マイクロスコープを使うことで細部をより正確に確認でき、術後の回復が速くなる効果があります。

拡大視野治療

Point02 – 04

日本歯周病学会の歯周病専門医
確かな実力で歯周病を治療

日本歯周病学会の歯周病専門医であるスペシャリストが歯周病治療を担当いたします。
歯周病は進行すると外科的な処置が必要になることが多く、治療には歯科医師の豊富な経験と高い技術が求められます。外科処置に対して不安を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、当院の歯科医師は外科的な歯周病治療にも熟練しており、重度の歯周病治療も安心してお任せいただけます。

Point03 – 04

「日本歯周病学会認定歯科衛生士」が在籍し、高レベルな歯周病治療を実現

当院では、歯石やプラークなどの原因菌の除去を担当する歯科衛生士が在籍しています。
歯周病治療を進める上で、歯科衛生士は非常に重要な役割を果たします。さらに当院には、「日本歯周病学会認定歯科衛生士」が在籍しており、この資格は学会への定期的な参加や症例報告の提出などの厳しい条件を満たすことで維持されるものです。
認定歯科衛生士は、歯周病治療のエキスパートです。認定資格を持つ歯科衛生士を中心に、スタッフ全員が知識や技術の向上に努めており、患者様の歯周病の改善を目指して医院全体で日々の診療に取り組んでおります。

Point04 – 04

重度の歯周病の治療にも対応

他院で「抜歯」と診断された場合でも、条件によっては歯を残せる可能性があります。歯周病が進行して重度になると、通常の治療では改善が難しくなりますが、当院では正確な診査・診断を行い、破壊された歯周組織の再生を目指す「歯周組織再生療法」など様々な治療法を駆使して対応します。
重度の歯周病でお困りの方も、諦めずに当院へご相談ください。

periodontal disease

歯周病とは

歯周病は、歯垢(プラーク)に潜む歯周病菌が原因で発症する、歯ぐきの炎症性疾患です。放置すると、歯を支える歯槽骨が徐々に溶かされ、最終的には歯を失う原因となる可能性があります。
実際、歯を失う原因として最も多いのが歯周病だと言われています。初期の歯周病では、自覚症状がほとんどないのが特徴です。重症化すると治療も困難になるため、自覚症状がない段階でも定期的な歯科検診を受けることが大切です。

歯周病ってどんな病気?

歯と歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が行き届かないでいると、歯の周りにつく汚れであるプラーク(歯垢)に多く含まれる細菌が停滞し、歯肉の辺縁が炎症を起こして赤くなったり腫れたりします。初期の場合、痛みなどの自覚症状はほとんどありません。
そして、進行し中等度以上の歯周病になってしまうと歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の境目が深くなります。自覚症状としては歯肉の腫れや痛み、歯を支えている歯槽骨が溶けて歯が動くようになったり歯周ポケットから膿が出るようになります。
おもな歯周病原菌にはP.g.菌(Porphyromonasgingivalis)・A.a.菌(Actinobacicclusactino-mycetemcomitans)・P.i.菌(Prevotellaintermedia)・B.f.菌(Bacteroidesforsythus)・T.d.菌(Treponemadenticola)などが知られていますが、このほかにも数十種類もの細菌が歯周病との関連を疑われており、他の感染症のように1種類の細菌が感染して起こるようなものではないようです。

Check!

痛みがないまま進行してしまう歯周病

「最近歯ぐきが下がった、歯ぐきがやせた」と感じていませんか?
おそらくみなさんは「老化のせいだよ」と思っているのではないでしょうか。実は、これは間違いなのです。歯ぐきがやせたり下がったりする理由は、「歯周病」という、れっきとした病気が原因です。歯周病細菌の感染により引き起こされる炎症性疾患で、日本人の歯周疾患の有病率はなんと8割以上あります。ほとんどの方が歯周病であると言っても過言ではありません。
歯周病は自覚症状が無いまま進行する病気です。歯ぐきが赤く腫れている気がする、歯ぐきが下がった気がする、など少しでも気になることがあれば、早めに受診することをおすすめします。
当院では、基本的な歯周病治療(歯石取りなどのクリーニング中心)の他、減ってしまった歯槽骨(歯を支える骨)や歯ぐきを再生させる治療や、歯周ポケットの奥に固着した歯石を取る治療などの専門治療も行っています。

下がった歯ぐきを
放置しないようにしましょう!

歯ぐきが下がると、それまで歯と歯の間を埋めていた歯肉が無くなり、食べ物が挟まりやすくなります。
次に、虫歯になりやすくなります。通常、歯の目に見える部分はエナメル質という硬い組織で覆われています。普段歯ぐきに覆われている部分の歯にはエナメル質が無く、象牙質、というエナメル質より弱い組織があります。歯ぐきが下がると、この象牙質の部分がむき出しになり、虫歯にかかりやすくなるのです。それを放置すれば歯を失うこととなります。歯を失う80%以上の原因は歯周病もしくは虫歯によるものです。
適切な歯磨きや、歯科医院での定期受診、必要に応じた治療を行えば、歯ぐきがやせることはなく、一生涯入れ歯になることもないと言えます。

歯周病になりやすい人とは?

歯周病のリスクとしては喫煙者は健常者と比べ3~8倍の発症率のためかかりやすく、糖尿病の方も歯周病が進行しやすいことが知られています。また、歯並びが悪かったり、かぶせた歯に隙間があるとプラークが付着しやすくなり、そのような歯が特別に歯周病に罹りやすくなっていることもあります。

Rate of Progress

歯周病の進行度

第一段階

歯肉炎

細菌の毒素により歯ぐきに炎症が生じ、赤く腫れた状態です。痛みなどの自覚症状はほとんどありません。この段階でのクリーニングやメインテナンスを怠ると、症状がさらに悪化してしまいます。

第二段階

軽度歯周炎

歯ぐきに軽度の炎症が生じ、歯磨き時に歯ぐきから出血することがあります。歯と歯ぐきの間には歯周ポケットが形成され、歯垢や歯石が付着しやすくなります。

第三段階

中度歯周炎

歯周病菌により歯槽骨が溶かされ始めています。歯周ポケットも深くなり、汚れが溜まりやすい状態です。口臭が気になったり、歯がグラつく感覚を覚えたりすることが増えてきます。

第四段階

重度歯周炎

歯槽骨の半分以上が破壊され、歯を支えることが難しくなっています。歯を指で押すとグラつきがはっきりとわかり、歯ぐきから膿が出ることもあります。歯が抜け落ちるリスクが高いため、迅速な歯科治療が必要です。

保険で治せる歯周病と保険では治せない歯周病

保険で治せる歯周病(軽度)

主な症状
  • 歯ぐきから血が出る
  • 歯ぐきが下がってきた
  • 噛むと痛い
主な症状

歯肉炎の主な原因はプラークです。このため、プラークを除去するための専門的なクリーニングと、患者様ご自身によるセルフケアが治療方法となります。正しいセルフケアの方法を身につけ、定期的に歯科医院で磨き残しのチェックやクリーニングを受けることが大切です。

保険では治せない歯周病(中・重度)

主な症状
  • 歯がグラグラしている
  • 歯が抜けてしまった
  • 下がった歯肉を元に戻したい
主な症状

歯周基本治療で改善しない場合、歯周外科治療を行い、歯肉縁下の歯石を徹底的に除去します。必要に応じて、歯周組織再生療法を併用して治療を進めます。

Flow

歯周病治療の流れ

Flow01

歯周病の検査

歯周病と言っても症状やお口の環境によって治療の流れや期間が大きく異なります。
患者様の一人ひとりの状態を確認し、歯周病治療の専門歯科医師や衛生士と十分に話し合って適切な治療方法をご提案させていただきます。
歯周病は特に初期の段階では自覚症状がほとんどでないので、歯科医院での検査を受けないと正確な診断はできません。まずは歯1本1本の歯周病の状態を知るためプローブという器具を使い歯周ポケットの深さ調べるプロービング検査、X線写真により歯を支える骨の状態を調べるレントゲン検査、歯周病の原因となる歯の周囲の汚れの付着状況を調べる検査などからなります。
歯周病の状態は歯1本1本異なるため、治療も1本1本異なってきます。歯の状態を知り治療計画を立てるための大事な検査となります。

Flow02

歯磨き指導と歯石除去

歯周病治療の基本は原因除去療法になります。

ブラッシング指導

まずはご自身に合った歯ブラシで正しい歯磨きの方法を身に付けることが大事です。歯周病になるのも細菌の集合体である歯垢(プラーク)の磨き残しが一番の原因です。適正な歯磨きが行えるようになることで歯肉の炎症が減少し歯肉が引き締まってくると歯肉の中に隠れていた歯石が見えやすくなり歯石除去が効果的に行えるようになります。当院では、専門の歯科衛生士が対応致しておりますので、各患者様のお口の状態に合ったブラッシング指導をさせていただいております。

歯石除去

歯石は、歯の表面に長時間付着した歯垢が唾液中のカルシウムを吸着することによって石灰化したものです。見えている歯石と歯ぐきの中に入り込んで隠れている歯石があります。歯石は通常のブラッシングでは除くことができず、専用の機器による除去が必要となります。歯石を取ることで歯周ポケットの内側の細菌が減り、さらに歯肉が引き締まっていきます。

エピオス水

不純物を極限まで取り除いた「超純水」と「食塩」を混合し、「電気分解」した治療水です。含有する次亜塩素酸の強い酸化力と残留塩素の作用により強力な殺菌力を発揮します。ほとんどの細菌・カビ・ウイルスを瞬時に殺菌することが可能です。薬品などは全く使用しない為、人体には無害です。
当院では、皆様に最新・最良・安心の治療・予防をご提供出来る様、エピオス水での連続殺菌システムを導入しました。このシステムにより、今までに増して治療・予防が向上し、更なる高度な歯周治療をご提供できるようになります。 薬剤・薬品を一切使用しておりませんので、小さいお子様からご年配の方までどなたでも安心してご使用頂けます。

Flow03

修復物や噛み合わせのチェック

歯磨きと歯石除去で歯肉の状態はかなり良くなりますが、歯周病の原因が適合の悪い被せ物であった場合にはすぐに再発してしまいます。そのため適合の悪い修復物は除去し再度作製する必要があります。
また、異常な噛み合わせがあり歯に必要以上の力がかかっているような場合には歯槽骨が吸収しやすくなるので噛み合わせの調整も必要です。
ここまでが歯周基本治療となります。

Flow04

歯周外科処置

歯周基本治療を行っても深い歯周ポケットが残っている場合には中等度〜重度歯周病に対しての治療を行う必要があります。歯周外科処置を行うことにより歯槽骨の形態を良くしたり歯周ポケットを減らすことができるため清掃しやすい環境を作れます。
また、状態によっては、歯周組織再生療法によって歯周病により失ってしまった歯槽骨を、遊離歯肉移植術により歯肉を、それぞれ増やすことも可能です。(健康保険適用外)

フラップ手術

フラップ手術とは、歯周ポケットが深くなり、通常の器具では歯石や炎症の原因物質を完全に取り除けない場合に行われる手術です。この手術では、麻酔を施した後、歯ぐきを切開し、病変部を直接目視できる状態にして汚れを除去します。

歯周組織再生療法

歯周組織再生療法は、歯周病によって失われた歯槽骨や歯根膜などの歯周組織を再生させる治療方法です。日本で厚生労働省の認可を受けた歯周組織再生材料には、エムドゲインとリグロスがあります。

リグロス

リグロスはFGF-2(塩基性線維芽細胞増殖因子)という成長因子を主成分とし、この成分が歯周病で失われた組織の再生を促進します。リグロスは近年厚生労働省に認可され、保険診療の範囲内で使用可能となったため、患者様の費用負担が軽減されます。

エムドゲイン

エムドゲインは、豚の歯胚組織から作られたエナメルマトリックスというタンパク質の一種で、このタンパク質が歯が生える際と同じ環境を再現し、歯周組織の再生を促します。エムドゲインを使用する治療は自費となります。

歯周組織再生療法の注意点

  • 一部の症例では、治療が適応しない可能性があります。
  • 効果や治療期間は個人によって異なる場合があります。
  • 治療が長期間にわたることも考えられます。

Flow05

メインテナンス

歯周病治療完了後は3ヶ月に1度の定期的なメインテナンスを受け歯周病の再発を防止することが重要です。

Routine maintenances

歯周病の進行を防ぐには定期的な
メインテナンスをうけましょう

歯周病は初期段階では自覚症状がないため、気づかないうちに進行してしまいます。そのため、歯周病を早期に発見するには、定期的に歯科医院で検診を受けることが不可欠です。特に問題がないと感じている方も、ぜひ早めに予防策を講じるようにしましょう。

予防歯科