エアフロー
エアフローによるクリーニングとは、微細な粉末をジェット水流と共に歯面に吹き付けて、歯の着色や汚れを効果的に落とす処置です。通常の歯磨きでは落としにくいバイオフィルムも除去できるため、虫歯や歯周病の予防にも大変役立ちます。
虫歯や歯周病を予防したい・歯のクリーニングをしたい
虫歯や歯周病を「治療」する、
から「予防」する時代へ
以前は、「歯が痛くなったから歯医者に行く」という方が多かったと言われています。
しかし、現在では予防歯科の重要性が広く認識されるようになり、「歯の健康を維持し、悪くならないように歯医者に行く」という考え方が定着しつつあります。この予防歯科の普及により、高齢になっても自分の歯を保つケースが増えてきました。当院では、プロの歯科衛生士による定期検診、フッ素塗布、専門的なブラッシング指導、PMTCなどを通じて、予防歯科診療をご提供しています。
クリーニングの様子
Point
Point01 – 04
当院に在籍する日本臨床歯周病学会認定歯科衛生士は、歯周病治療のトレーニングを積み、高い技術を持ったプロフェッショナルな歯科衛生士です。医院に常駐しておりますので、常に専門的な歯周病予防指導・治療を行い、患者様の健康維持のお手伝いをさせていただきます。
Point02 – 04
虫歯の数や症状、歯周病の有無や進行状態などといった歯の状態は、年齢や体質により1本ごと、さらには一歯面ごとに異なります。健康な状態の歯をキープするためには、一人ひとり、1本1本に合った適切なメインテナンスを行うことが重要です。
歯に関するじゅうぶんな知識を持たない方が、30分間ただ歯みがきをするだけではあまり意味がなく、かえって歯を傷つけてしまうリスクがあります。当院では、プロである歯科衛生士の立場から正しい知識をお伝えするとともに、質の高い高レベルな予防法をお伝えしています。
Point03 – 04
プロフェッショナルケアを受けることは重要ですが、処置を行うだけではなく、その効果について患者様に分かりやすく説明することも大切です。予防処置の結果をしっかりお伝えすることで、セルフケアの重要性やお口の健康への関心を高めていただき、より効果的な予防が可能となります。
Point04 – 04
虫歯や歯周病の発生には生活習慣が大きく影響します。生活習慣を改善すれば、これらの病気のリスクを減らすことができます。
院では、病気から歯を守るための生活習慣指導を行っています。間食の時間や回数、食べ物を噛む回数などの「食生活」はもちろん、歯磨きの回数やタイミング、さらには喫煙習慣や睡眠習慣に至るまで、改善策を丁寧にアドバイスしています。
What is Preventive Dentistry?
歯科の予防歯科とは、歯に問題が起こってから対処する従来の歯科治療とは違い、歯を健康に保つために積極的に歯科医院に通って、虫歯や歯周病にかからないようにしていこう、というものです。
日本ではまだまだ馴染みの少ない予防歯科ですが、高齢になっても健康な歯を保っている人が多い北欧などでは、このスタイルがすでに一般的になっています。
歯周病や虫歯というのは、治療が可能ではありますが、実は一旦悪くなると、元のような健康な状態には戻りません。そのため、「悪くなったら治療する」ということを繰り返していると、だんだんと歯が悪くなり、将来的に歯を失う可能性が高くなります。
虫歯になった歯を削って埋めるという治療を繰り返すと、健康な歯が徐々に減り、最終的には歯を抜くことになりかねません。虫歯になったら治療すればいいという考え方ではなく、治療した歯が再発しないようにお口の環境を整えることが重要です。この悪循環から抜け出すためには、事前に予防歯科を実施して、虫歯や歯周病が発症する前や重症化する前に対処することが必要です。
当院では、定期検診の通院目安を3~6か月に1回とご案内しています。虫歯や歯周病は初期段階では自覚症状がほとんどないため、気づかないうちに進行してしまいます。定期的な検診を受けることで、予防や早期発見が可能となり、健康な歯を維持することができます。
Benefits of Preventive Dentistry
What Preventive Dentistry Does
エアフローによるクリーニングとは、微細な粉末をジェット水流と共に歯面に吹き付けて、歯の着色や汚れを効果的に落とす処置です。通常の歯磨きでは落としにくいバイオフィルムも除去できるため、虫歯や歯周病の予防にも大変役立ちます。
スケーラーと呼ばれる専用の器具を使用して、お口の中の歯垢や歯石を除去する処置です。細菌の塊である歯垢が歯石になると、ブラッシングでは取り除くことが難しくなります。そのため、3か月に1度程度のペースでスケーリングを受けることをおすすめします。
誤った歯磨きを継続していると、どんなに頑張っても磨き残しが増え、虫歯や歯周病のリスクが高まります。当院では、患者様のセルフケアの質を向上させるために、歯磨き指導(TBI)を積極的に行っています。経験豊富な歯科衛生士が、わかりやすくアドバイスいたしますので、歯磨きに関する悩みがある方はぜひご相談ください。
フッ素には歯質を強化する成分が含まれており、定期的に塗布すれば、効果的な虫歯予防が可能です。
Daily care
お口の健康を保つためには、歯科医院での定期的なクリーニングだけでなく、日々の歯磨きなどのセルフケアも非常に重要です。
以下にセルフケアの方法をご紹介します。
歯ブラシを使って1本ずつ丁寧に磨きます。その際に注意する点は、強い力をかけずに小刻みに動かしてブラッシングすることです。当院の歯科衛生士が正しいブラッシング方法を詳しくご指導しますので、ぜひ覚えてください。
デンタルフロスは、歯と歯の間を掃除するための細い糸のような道具です。歯と歯の間はプラークが溜まりやすい場所であり、ブラッシングだけでは汚れを取り除くのは難しいです。
そのため、デンタルフロスを使って歯間のプラークをしっかり取り除くことが重要です。フロスの使い方も歯科衛生士が丁寧に指導します。
歯間ブラシは、デンタルフロスと同じく、ブラッシングでは取りにくい歯と歯の間の汚れを除去するために使用します。
「生活習慣病」という言葉をよく耳にすることがありますが、お口の中の健康も同様に、生活習慣が大きく影響します。特に、偏った食生活や睡眠不足は体の免疫力を低下させ、お口の中の細菌感染リスクを高めます。
また、睡眠不足からくるストレスも体全体に悪影響を及ぼします。お口の健康も例外ではありません。定期的な検診も大切ですが、日常生活もお口の健康に大きく影響するのです。